謝恩会は、教授や学友に感謝の気持ちを伝えられる、学生生活の締めくくりのイベントです。
しかし、学生にはそれぞれの事情があり、必ずしも全員が参加したいと思っているわけではありません。
そこで、謝恩会に行きたくないと感じているあなたのために、欠席したいと思う理由を深掘りしてみました。
この記事では、謝恩会に行きたくない理由と、欠席のデメリットについて考察します。
あなたの選択を後悔しないためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。あなたの大学生活の最後のページを、最善の形で締めくくる手助けができれば幸いです。それでは、一緒に考えてみましょう。
大学の謝恩会に行かないのはアリ
結論から言うと、謝恩会に行かないのはアリです。
お世話になった教授に、感謝の気持ちを伝える場が謝恩会です。
感謝の気持ちを伝えられれば、自分の気持ちに反して無理にいかなくてもいいです。
謝恩会に行かないときは、卒業式のタイミングか、その前に感謝の気持ちを伝えておきましょう。
もちろん、面と向かって話すのは苦手だという方は、手紙やメールなどを使えばいいと思います。
大学の謝恩会に行きたくない理由
大学生活の一つの節目とも言える謝恩会。あなたは「行きたくない」と感じていませんか。
欠席しようか迷っているときはすぐに決断せずに「なぜ行きたくないと思うのか」を考えてみましょう。
金銭的な理由
謝恩会に参加するには、すくなくとも下記の3つの費用が考えられます。参加することで、自分の時間やお金が無駄になってしまうのでは？と考える人も少なくありません。
参加費
5,000円～10,000円くらいが相場です。
大学や謝恩会の規模により金額が大きく変わってきますが、会費には「場所代、食事代、先生へのプレゼント」が含まれます。
また、ビンゴゲームなどのイベントを企画した場合は景品代も含まれます。
交通費
多くの学生が、謝恩会が開催される頃には引っ越しを終えています。
引っ越し先が大学に近ければいいですが、就職先が遠方になった場合は飛行機や新幹線を利用しなければならず、学生には大きな負担となるでしょう。
衣装代
居酒屋など気軽な会場でない限り、セミフォーマルかフォーマルな服装で参加したほうが無難です。
ビジネススーツの場合は、ネクタイやアクセサリーなどの小物を変え、華やかさを出す費用が掛かります。
また、卒業式に参加する場合は、スーツ、袴、着物、などレンタルや購入しているので、その費用も。
距離的な理由
謝恩会の時期ともなると、就職先や実家に引っ越しをしていることが多いです。
遠方に引っ越している場合は、日帰りが難しい場合もあります。たった2時間ほどのパーティのために、一泊二日の旅行のようになってしまうなんてことも。
心理的な理由
心理的な理由はいくつか考えられます。下記に挙げた以外も、行きたくないと考える要因はたくさんあります。
- 大勢の人が集まるイベントが苦手
- 仲がいい人がいないので、行っても楽しめないのではと考えている
- コロナ生活の影響で、いつものメンバー以外との飲食に抵抗がある
- 企業から内定をもらっているが、断ろうか迷っている、または断ってしまった
大学の謝恩会を欠席するデメリットは？
結論から言いますと、デメリットは無いと思います。
筆者が経験した昭和の時代は、謝恩会に行きたくないと思っても、費用はすでに徴収済みで出欠確認もありませんし、出席があたりまえの雰囲気でした。
謝恩会で何をしていたかというと、教授に無事卒業できたことのお礼を言い記念写真を撮る、また別のお世話になった教授を見つけ出しお礼を言い写真を撮る、を繰り返していました。
人間関係は？
謝恩会に行かなかったからと言って、人間関係は悪くなりません。
もちろん、ドタキャン、出席すると言いながら会費未払いで連絡もなく欠席するなんてことはやめましょう。欠席の連絡は早めに伝えましょう。
人間関係が悪くなる原因の一つに「礼儀に欠ける」ことがあります。
出欠連絡やお礼など、必要最低限の社会人としてのあいさつはしましょう。
なかにはこんなことをいう方もいます。
- 世話になっていないからお礼は言わなくていい
- 授業料を払っているから、教えてもらうのは当然のこと
- 単位を取れたのも卒業できるのも自分の実力
そのような方は、一度社会に出て人間関係の難しさを味わってみるのもいいかもしれません。
将来のキャリアに与える影響は？
昭和の時代は、キャリアに影響がないとは言い切れませんでした。
しかし、令和になった今は、謝恩会を欠席したくらいではキャリアに影響することはありません。
影響しないからと言って連絡もなく欠席するのは、よくありません。会社を無断欠勤することと同じという意識を持ちましょう。
最終決断！謝恩会の出席と欠席の対処法
欠席を選んだ場合の対処法
事前に連絡をする
欠席することを事前に連絡することが肝心です。無断欠席は主催者に迷惑をかけますし、マナーに反することです。必ず事前に欠席の旨を伝えることをお勧めします。
理由を伝える
欠席の理由を具体的に伝えると、理解を得やすいです。例えば「引っ越しの日に重なってしまった」「遠方に引越しした」「親戚の集まりがある」など、正直に伝えましょう。
※正直に「行きたくない」と伝えるのは避けたほうがいいと思います。例え真実でも聞かされる側が悲しい気持ちになるようなことは、あまり言わない方が波風立たずに済みます。
感謝の言葉を伝える
謝恩会は、教員への感謝のイベントです。欠席する場合でも、感謝の言葉を伝えることが重要になります。直接会って感謝の気持ちを伝えるか、メールや手紙で感謝のメッセージを送ると良いでしょう。
大学時代の思い出をまとめた写真アルバムや動画を、関係した人にシェアしてもいいと思います。
出席を選んだ場合の対処法
ドレスコードを確認する
ドレスコードが指定されている場合は、それに沿った服装を選びましょう。スーツ、ドレスなど、フォーマルな装いが指定されることがよくあります。
時間厳守を心掛ける
開始時間に遅れないように、時間と場所の確認をしましょう。早退することが決まっている場合は、あらかじめ主催者に連絡しておくと良いでしょう。
挨拶をする
ちょっと顔見知り程度でも、勇気を出して挨拶してみるといいと思います。会話が続かなくなったら「それでは、お元気で」と挨拶してしまえば気まずくなりません。
感謝の気持ちを伝える
謝恩会は教員への感謝のイベントなので、感謝の言葉を伝えることが重要です。
マナーを守る
飲食のマナーや会話のマナーなど、基本的なエチケットを守ることが大切です。特に写真や動画をとる場合は許可を取り、SNSに投稿する際は最新の注意を払いましょう。
自分の選択を後悔しないためのアドバイス
大学の謝恩会は人生で一度しかありません。欠席・出席を決めた自分の選択を後悔しないためには、下記のようなポイントを考慮すると良いでしょう。
自分の気持ちを確認する：まずは自分が本当に謝恩会に出席したいのか、それとも欠席したいのか、自分自身の気持ちをしっかりと確認しましょう。自分の感情を無視して行動すると、後で後悔することがあります。
情報を集める：謝恩会の詳細情報（日時、場所、内容など）をよく検討しましょう。情報が不足していると、後で「知っていれば出席したのに」と後悔することがあります。
先輩や友人の意見を参考にする：先輩から謝恩会の経験談を聞くと、自分が出席すべきかどうかの判断材料になります。友人がどう思っているのかも気になるなら聞いてしまいましょう。ただし、最終的に決めるのは自分自身です。
欠席の理由をリストアップする：欠席する理由を書き出してみましょう。自分の気持ちを可視化することで、判断しやすくなり後悔することが少なくなります。
自分の選択を信じる：最終的には、自分自身の選択を信じることが大切です。自分が選んだ道を信じ、前向きに進むことで、後悔することを避けることができます。
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