カニは、冬の定番の食材ですね。カニのにおいは一般的に「磯の香り」と言われ、独特なにおいがします。
食べようと思ったゆでガニが臭い!でも腐って臭いのか、元々のにおいなのか判断に迷うことが多いと思います。
そこで、今回は、ゆでガニが腐っているときの見分け方と保存方法をご紹介します。
カニが腐って臭いときの見分け方
カニは、生きたまま、ゆでガニ、冷凍ガニ、と3通りで売られています。
ほとんどの場合、茹でて食べることが多いですよね。
生で食べる場合は、死後時間が経つと、体内の酵素によってたんぱく質が分解されて、臭いが発生してしまいます。
茹でた場合は、茹でた後の保存方法が間違っていると、すぐに腐ってしまう可能性があります。
では、ゆでガニが腐っているときの見分け方はどうすればよいのでしょうか?
カニが腐っているか見た目で見分けるには
まず、カニをよく見て以下のような特徴がないか確認しましょう。
- 殻や身が変色している
- 殻が割れている
- カニの身がパサついている部分がある
これらの症状が見られる場合は、注意が必要です。
殻が割れていると、傷みやすい傾向があるよ。
カニが腐っているか触って確認するには
次に、カニに触って確認しましょう。
見た目で判断がつかない場合は、必ず触って以下のような特徴がないか確認しましょう。
- 殻や身が柔らかすぎる、すぐつぶれる
- 殻がぬるっとする
- 触ると糸を引く
これらの場合は、腐っている可能性が高いです。
糸をひいたり、カニの身がすぐつぶれるときは腐敗が進んでいるよ。
触った後は手をよく洗ってね。
カニが腐った臭いってどんなにおい?
触って確認して、怪しいな?と感じたら、臭いを嗅いで確認しましょう。
- 魚や生ゴミのような臭いがする
- 酸っぱい臭いがする
- 強烈なアンモニア臭がする
これらの場合は、腐っている可能性が高いです。自分の直感を信じて、食べるのはあきらめましょう。
アンモニア臭は、虫刺されの時に塗るキンカンのようなニオイ。
強烈なアンモニア臭は、掃除されていない不潔なトイレの臭いの感じだよ。
ゆでガニの保存方法
ゆでガニは、冷蔵庫で保存すると、2〜3日が目安です。
頻繁に冷蔵庫を開閉される場合は、1日くらいで食べることをお勧めします。
冷凍保存する場合は、カニの身が空気に触れないようにラップに包んで、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で30日程度保存できます。
冷凍庫も頻繁に開閉されるなら、霜がついてしまい、解凍した後の美味しさが減ってしまいます。
ゆでガニを美味しく食べるためには、新鮮なうちに食べることが大切です。
また、保存方法にも注意して、なるべく早めに安全に食べるようにしましょう。
ゆでガニが腐っていた時の捨て方
ゆでガニが腐っていた時の捨て方を、ご紹介します。
筆者の親戚からカニを送ってもらうのですが、近所で買ったものを親戚が箱詰めして送ってくれるので、たまに腐敗が進んでいるカニが届きます。
腐敗が進んだカニの箱を開けた瞬間、マジでた倒れるから。
そんな時は、人知れず処分するしかありません。
腐ったカニを捨てる時に用意するもの
腐ったカニは、かなりの異臭を放っていると思います。一刻も早くゴミ出ししたいところですが、そんな時に限って収集日は来週!なんてことも。
そんな時は、下記のような自宅にあるもので、包んで捨てましょう。
- キッチンハイター
- 新聞紙
- ジップロックなど密閉できる容器
- あれば除菌スプレー
腐ったカニの梱包方法
すでに異臭を放っている状態なので、ドリップも濁った色をしていると思います。
まずは、固形物のカニから、梱包しましょう。
新聞紙はカニよりも大きく広げ、あれば除菌スプレーをかけてから、カニをしっかりと包みましょう。
新聞紙は、カニから垂れてくるドリップを吸い取ってもらう役割があります。
新聞紙に包んだら、ジップロックなど密閉できる容器に入れましょう。
ごみ収集日まで日数がある場合は、冷凍庫に入れて保管したほうが腐敗が進むのを防げます。
腐ったカニに限らず、カニの殻や生ごみはいつも冷凍庫で保管しているよ。
そのほうが、ごみ箱が臭くならずに済むから、おすすめだよ。
腐ったカニのドリップはどうする?
カニのドリップとは
カニの体内に含まれる旨味成分や栄養素が、解凍や加熱の際に溶け出して出てきた汁のことをいいます。
腐ったカニのドリップは、床やテーブルにつかないように気を付けましょう。
うっかりついてしまうと、なかなか臭いが取れません。
密閉できる容器や、ジップロックに入れて廃棄しましょう。
キッチンの排水溝に流した場合は、臭いが逆流してきますので、少しの間水を流しっぱなしにして、キッチンハイターや除菌スプレーなどで殺菌すると臭いを抑えられます。
カニのドリップをキッチンで流したくなくて、庭の水道で流すときは近所まで臭いが広がっちゃうから、注意してね。マジ臭いよ。
ゆでガニが腐っているときの見分け方と保存方法のまとめ
ゆでガニが腐っているときの見分け方は下記のポイントを押さえて判断しましょう。
- 殻や身が変色している
- 殻が割れている
- カニの身がパサついている部分がある
- 殻や身が柔らかすぎる、すぐつぶれる
- 殻がぬるっとする
- 触ると糸を引く
- 魚や生ゴミのような臭いがする
- 酸っぱい臭いがする
- 強烈なアンモニア臭がする
これらの場合は、腐っている可能性が高いです。自分の直感を信じて、食べるのはあきらめましょう。
カニを捨てる時は、新聞紙でしっかりと包み、ジップロックなど密閉できる容器に入れると臭いを抑えられます。除菌スプレーがあれば、吹きかけてから新聞で包むとより効果的です。
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