社会人生活が始まり、新しい環境に慣れるのに必死な毎日だと思います。
同期との出会いは心強いものですが、中には「同期との飲み会、正直めんどくさい…」と感じている人もいるのではないでしょうか?
せっかくの休日はゆっくりしたい、仕事で疲れているから飲みに行く元気がない。
仲は悪くないんだけど、気を遣うし、話が盛り上がらないこともある…。
もしかしたら、同期の悩みを聞くのも大事だって分かっているけど、今は自分のことで精一杯、という人もいるかもしれませんね。
私も10年前、同じように悩んだ時期がありました。
今回は、そんなあなたに向けて、「行きたくない」と感じる理由、そして罪悪感なく断るためのヒント、さらには飲み会以外でも同期と良好な関係を築く方法を、私の経験を踏まえてお伝えしたいと思います。
新入社員が同期の飲み会を「行きたくない」「めんどくさい」と感じるのはなぜ?

「プライベートはしっかり確保したい」「疲れているときはゆっくり休みたい」という気持ちは、ごく自然なことです。
特に新入社員の皆さんは、新しいことを覚えるのに神経を使い、心身ともに疲れていることが多いでしょう。
ここでは、同期との飲み会に「行きたくない」「めんどくさい」と感じてしまう、よくある理由を3つに整理してみました。
気が合う人がいない、学生のノリについていけないなど
気が合う人がいない飲み会は、ただただ苦痛な時間になりがちです。
飲み会の場にいても一人で孤立してしまったり、無理に愛想笑いをしたり、話しが合わなかったりすると、つまらないと感じてしまうからです。
また、飲み会の席で学生時代の感覚が抜けない人がいると、学生のノリについていけない人にとって苦行の時間になってしまいます。
仕事で疲れているからめんどくさい
新入社員は研修も多く、並行して業務も習得しなければなりません。
さらに飲み会で気力を使うのは、確かに「めんどくさい」と感じてしまいますよね。
仕事が終われば、自分の時間を大切にしたいと思うのは当然です。
新入社員の飲み会の場では、たいてい仕事の話や職場の上司の話でもちきりになり、職場を離れているという意識がなくなってしまいます。
飲み会の話題が仕事や職場の話ばかりだと、「せっかくリフレッシュできると思ったのに…」とガッカリしてしまうこともあるでしょう。
金銭的に難しい
新入社員の頃は、何かとお金がかかるもの。
毎回の飲み会費は、決して安いものではありません。
「貯金したい」「他に使い道がある」と感じるのは当然のことです。
まだ親しくない同期との飲み会に、無理にお金と時間を使うことに抵抗があるという気持ちも理解できます。
同期の飲み会を「行きたくないけど…」と悩むあなたへ~上手な断り方のコツ~

「行きたくないけど、今後の関係を考えると断りにくい…」と悩む気持ち、すごくよく分かります。
角を立てずに、でも自分の気持ちも大切にする。
そんな上手な断り方のコツを4つご紹介します。
不快な断り方をしない
これは基本中の基本です。
同期の飲み会を断るときは、不快な断り方をしないことがコツの一つです。
例えば「行きたくない」や「無理」「興味ないんで」といった言い方は、相手を傷つけ、不快な思いをしてしまい、今後の付き合い方にも影響があるかもしれません。
不快な断り方をするのは、誘ってくれた同期に対する配慮が足りていないからです。
同期が誘ってくれた気持ちも考慮して
「行きたかったけど、〇〇の理由で行けなくて残念」
「誘ってくれてありがとう、その日は〇〇の用事があって…」
などトゲのない断り方が良いですね。
断り方一つで相手を不快にしてしまいますので、悪い印象を与えないように注意しましょう。
嘘をついて断らない
同期の飲み会を断るコツには、嘘をついて断らないことです。
バレやすい嘘は、信用を失う原因になります。
「体調が悪い」という理由を頻繁に使うのも考えものです。
すぐにバレてしまうような嘘は、トラブルになるケースもありますので、注意したいポイントになります。
例えば、「親と食事の予定がある」など家庭や家族の用事を理由にするなどした方が現実的です。
嘘をつくと、その嘘を隠すために、また噓をつかなければなりません。
飲み会を断るときには、すぐにバレてしまうような嘘を理由にするのは避けたいですね。
正直に理由を伝える方が、長期的な信頼関係を築く上で大切です。
例えば、「週末はゆっくり休みたいんです」「最近、〇〇に時間を使いたくて」など、正直な気持ちを丁寧に伝えれば、理解してくれる同期もいるはずです。
同期と距離を取らない
飲み会は断っても、親しくしている同期とは距離を取らないことが大切です。
普段のコミュニケーションは大切にしましょう。
挨拶はもちろん、休憩時間やランチの際に積極的に話しかけたり、仕事で協力したりする姿勢を見せることで、「付き合いが悪い」という印象を与えにくくなります。
休憩時間など顔を合わせたら「お疲れ様!」など簡単な会話でもいいので、コミュニケーションをとるようにしましょう。
同期と距離を取らずにいることは、社会人としての自分の助けとなる存在になるからです。
例えば、同期との関係が良好なら、上司に相談しにくい仕事上のストレスや悩みがあったとき、精神面で支えてもらえます。
飲み会自体を断っても、親しくしている同期とは距離を取らないで、個別で連絡を取り合うなどして良い関係を保っておきましょう。
もし、同期が悩みを抱えているようなら「何かあった?」「話聞くよ」と声をかけるだけでも、相手はあなたの気持ちを理解してくれるかもしれません。
飲み会という場ではなくても、個人的に連絡を取って相談に乗るなど、別の形で関わることもできます。
断る前に行ってみる、顔を出したら帰るなど
同期から飲み会に誘われたら、断る前に行ってみることもコツの一つです。
飲み会に行って、顔だけ出して帰るのも、同期の顔を立てることになります。
「用事があるので、少し顔だけ出すね」と前もって伝えておくと、同期も納得してくれるでしょう。
誘われてすぐに断るのは、「付き合いが悪い」と思われてしまうこともあります。
一度顔を出してから帰った方が、今後、同期ともうまく付き合っていけそうですよね。
同期の飲み会に行かなくても良好な関係を保つためのヒント

飲み会に参加することだけが、同期との良好な関係を築く唯一の方法ではありません。
日々のちょっとした工夫で、十分良い関係を築けます。
同期に誘われた飲み会に行かなくても、良好な関係を保つためのコツを3つ紹介します。
休憩やランチに会話をする
仕事以外の時間に、気軽に話せる関係性を築くことは非常に大切です。
飲み会に行かなくても、良好な関係を保つためには、休憩やランチのときに会話をすることです。
ランチタイムは、仕事以外の時間で同期とコミュニケーションを取れる唯一の時間だからです。
例えば、休憩のとき、少しの時間でも相手と笑顔で会話することで親近感がわきます。
ランチの時間には、食事をしながらお互いの趣味や好きなことなどを話すと、共通する話題ができるかもしれません。
飲み会に行かなくても、休憩時やランチの時間を使って同期と会話をすることで、お互いの関係が良好なものになりますよ。
同じ部署で仲のいい人を作る
飲み会に行かなくても、同じ部署で仲のいい人を作ることは、同期との絆を深める上で重要です。
同じ部署なら、仕事のことで分からないことなどを話す機会も増えるからです。
先輩や上司がいる中での仕事は、緊張や過度なストレスを感じることもありますが、同じ部署に仲のいい人がいることで、スムーズに仕事の連携がとれやすくなります。
また、仕事の悩みを相談しやすく、お互いで共感することができるのでストレスが溜まりにくくなります。
同じ部署で仲のいい人がいると、自分自身の心の支えにもなり、仕事もやりやすいですね。
プライベートな話をする
同期と良好な関係を保つために、プライベートな話をすることもコツの一つです。
プライベートな話をすると、お互いの共通の話題を見つけられるからです。
例えば、趣味や学生の頃の話などで、お互いの好きなことなどが同じだと、好感度が上がりますよね。
共通の趣味を持つ同期がいれば、仕事終わりに一緒に映画を見に行ったりするのも、親睦を深める良い機会になります。
プライベートの話をすると、相手のことがわかるようになり、相手にも自分をわかってもらえます。
共感できることが増えていくので、お互いを信頼しあえるようになるのです。
行かない人設定にする
同期との関係は良好にしても、飲み会に行かない設定にすることです。
会社の飲み会は、すべて断り続け「飲み会に行かない人」を作ります。
自分には、飲み会に行かないというポリシーがあることを、訴え続け自分の意思であることも理解してもらいます。
ただし、飲み会に参加しない分、飲み会以外の場所で同期とのコミュニケーションを大切にすることが必要です。
また、毎回断ることに罪悪感を感じるなら「基本的に平日の夜は予定があって…」のように、自分のライフスタイルを早めに伝えておくのも有効です。
ただし、全く参加しないのではなく、たまには参加するなど、バランスを取ることも大切です。
飲み会に行かないことを設定し、理解してもらえると、その都度断る理由を考えなくても済みますね。
まとめ
同期との飲み会は、親睦を深める大切な機会である一方、研修などで疲れていたり飲み会が好きではない場合「行きたくない」「めんどくさい」と感じるのは自然なことです。
大切なのは、自分の気持ちを大切にしながら、同期との良好な関係を築く方法を見つけること。
上手に断る勇気を持つこと、そして飲み会以外の場でもコミュニケーションを意識することで、きっと良い関係を築けるはずです。
もし、どうしても悩んでしまうことがあれば、信頼できる先輩や上司に相談してみるのも良いかもしれません。
新入社員の皆さんが、自分らしい働き方を見つけられるよう応援しています!
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