アボカドの種を土に植えて簡単に育てられるってご存じですか。
ずぼらな私でも発芽したので、色々な方法で試してみました。
アボカドの種は、水栽培と土栽培のどちらでも発芽します。
水栽培は芽が出るまでの期間が短いですが、土栽培にはカビの心配や水替えの手間が少ないという利点があります。
また、土で育てると、よりしっかりとした芽が育つように感じます。
今回は、アボカドの種を土に植えて簡単に育てる方法と、初心者でも失敗しないコツを紹介します。
アボカドの種を鉢植えで育てる方法
ここでは、アボカドの種を土に植え、鉢植えで簡単に育てる方法を紹介します。
種を植えたら、土が乾かないように水やりをするだけなのでとっても簡単です。
アボカドの土はダイソーでOK
土は買ってきてもいいし、庭の土でもOKだよ
土は購入するなら「観葉植物用」「野菜用」、庭があるなら「庭の土」など、なんでもOKです。
わざわざホームセンターやJAなどの専門店に行かなくても、栽培に必要な土・肥料・鉢はダイソーなど100均で売られているもので十分です。
ダイソーで売られている「観葉植物用の土」「野菜用の土」には、あらかじめ肥料が混ざっているのでお勧めです。
アボカドの鉢は何でもOK
アボカドの種が発芽して、成長するまでは「鉢」は何でもOKです。
ダイソーで購入してもいいですし、ヨーグルトの空き容器でも十分育てられます。
牛乳パックでもいいよ。
排水できる穴がある入れ物なら、何でも大丈夫!
アボカドの種はよく洗い水に浸す
アボカドの種は、ぬめりがなくなるまでよく洗いましょう。
ヌルヌルがとれたら、種の根が出てくる部分の薄皮を、少し剥ぎます。
写真は比較するために水耕栽培をしたものですが、種の底の部分の皮をむいたほうが種が割れるのが早いです。
アボカドは種が割れると、根が出て、次に芽が伸びてきます。
早く芽を出したいなら水に2~3日浸しておくと、種が割れやすく根が出てくるのが早いよ
アボカドの種を土にどれくらい埋める?
アボカドの種は、半分から3分の2くらいまで土に埋めます。
芽が出たり、気温が低くなってきたら写真のように8分目まで土をかけます。
鉢に入れる土の量ですが、鉢の八分目くらいまで土を入れます。
アボカドの種のとがったほうを上にして、半分から3分の2まで土に埋マル用にしましょう。
埋めた後はたっぷり水をあげます。
芽が出てきて落ち着いたかな?ちょっと気温が下がってきたかな?と思ったら八分目まで土をかぶせます。
春や夏など気温が高い時期は、3~5週間ほどで根が出て種が割れ、芽が出てきます。
秋や冬など気温が低い時期は、なかなか発芽せず、室内で育てても発芽に1か月以上かかりました。
根が張って、芽が出てくるまでは、毎日たっぷり水をあげてね!
アボカドを鉢植えすると温度管理がしやすい
アボカドは寒さに弱い植物です。
気温で発芽のタイミングが早かったり、遅かったりします。
また、冬の時期に霜がかかったり、土が凍ったりすると枯れてしまいます。
鉢植えは寒かったら室内に置いたり、温かい時期は屋外に置いたり、臨機応変に対応できるので初心者向きです。
アボカドの種を花壇の土で育てる方法
花壇は、毎年春先に肥料を混ぜています。
写真の葉が緑色のものが、地植えで育てたものです。
葉が黄色い方は、水耕栽培で枯れかけたアボカドを地植えにしました。地植えにすると、枯れかけていても根元から別の芽が出てくることがあるので、大事に育てています。
- 庭の土を柔らかく耕します。
- ドクダミなどの雑草は、根っこから取り除きましょう。
- アボカドの種のとがったほうを上にして、半分まで埋めます。
- 埋めた後はたっぷり水をあげます。
- 土が乾いたな?と感じたら水をあげます。
- 発芽まで一か月以上かかりますので、根気よく待ちましょう。(春~夏の時期です)
- 秋から冬にかけて埋めた種は、芽が出ませんでした。
- 霜が降りたり、土が凍ると枯れます。周りを囲って霜が当たらないようにしたり、簡易ビニールハウスを作ったほうがいいです。
庭に植えたときは、土が乾いたら水をあげましょう。
鉢植えと同じように水をあげちゃうと、カビてしまいました。
発芽のタイミングですが、地植えが一番発芽が遅いです。
早く発芽してほしいときは、水耕栽培をしてから地植えにしたほうがいいと思います。
日当たりが良すぎても、枯れちゃうから注意してね!
失敗しないコツは、水と気温に注意することです。アボカドは寒さに弱いです。
水やりは土が常に濡れているようにする
鉢植えの場合は、毎朝「土がびっしょびしょになるくらい」水をあげても大丈夫です。逆に「乾いてから水をあげる」だと、発芽が遅くなります。
庭や花壇の場合は「土が乾いたら水やり」しないと、種がカビてしまう確率が高いです。
何度か失敗すればコツは掴めますので、気軽にチャレンジしましょう。
失敗しないコツは気温
アボカドの種は、寒いと発芽が遅くなります。
そのため冬の時期は、ベランダのなるべく暖かい場所に移動させて面倒を見ています。
夏場は、早い種は1週間くらいで種が割れ、根が出る兆しを確認できます。
地植えは越冬が難しい
地植えにした場合、霜が降りたり、土が凍る地域では越冬は難しいです。
ビニールハウスのような囲いを付けましたが、葉や茎が枯れてしまいました。
根が強い種の場合は、枯れてしまっても5月下旬ころには新しい芽が横から出てきたりするので、掘り起こさず放置しておくとよいでしょう。
霜が降りる時期の鉢植えは、夕方からは室内へ避難させましょう。せっかく室内に避難させても、葉先が茶色く枯れてしまいますが、枯れた葉先を切れば大丈夫です。
枯れた葉っぱは切り落とすか、枯れている部分をハサミでカットしましょう
まとめ
- 植木鉢、肥料、土はダイソーなど100均のもので十分
- 鉢は底に穴をあければ、牛乳パックでもカップ麺の容器でもOK
- アボカドを食べたら、種のぬるぬるがなくなるまで洗う
- 少なくても一晩は水につけると根が出るのが早い
- 種のとがったほうを上に上にして、半分まで土に埋める
- 鉢植えは、根が出る(種が割れる)まで水をたっぷりあげる
- 芽が出たら肥料をあげる
- 冬の夜は室内保管がベスト
- 地植えは越冬が難しい
アボカドの種を土で育てるのは、水耕栽培よりも手間はかかりません。しかし、根が出るまで3週間~と時間がかかります。どちらも一長一短なので、両方チャレンジしてみるといいと思います。
次回は、水耕栽培+鉢植えした育て方を紹介したいと思います。
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